今回からスタートした新企画「SURFRIDER FOUNDATION JAPAN Interview Movie」では、さまざまな分野で活躍するゲストを迎え、私、水野亜彩子がインタビュアーとしてお話を伺います。
記念すべき第1回目のゲストは、神奈川県茅ヶ崎市出身のプロサーファー、松野陽斗さんと久米大志さんです。
松野陽斗さんは地元で花屋「松野緑店」を経営し、自然に寄り添うライフスタイルを実践しています。一方、久米大志さんは「ANTS PEAK」という子ども向けサーフスクールを運営し、次世代の育成に力を注いでいます。競技者としてのキャリアからネクストステージに立っても、深く海と関わる生活を続けているお二人。
インタビュー前半では、サーフィンを始めたきっかけや地元・茅ヶ崎についての思いを伺いました。
後半では、二人が共同で取り組むプロジェクト「Yellow Peanuts」についてお話を伺いました。このプロジェクトは子供たちが「サーフィンの楽しさを再発見し、共有する」ことを目的に立ち上げられたもので、初心者から経験者まで幅広く参加できるイベントや活動を展開しています。
オリンピック競技となったサーフィンは試合として子供の頃から切磋琢磨するサーファーが増えています。試合だけでなく、子供の頃から「サーフィンは楽しいもの」と原点に帰れる場所を提供したいとプロサーファーである二人の思いを軸に、Yellow Peanutsでは競技の枠を超えたサーフィンの魅力を伝える取り組みが行われています。
インタビューを通して感じたのは、二人の活動の根底に「サーフィンへの純粋な愛」があるということです。競技者としての経験を生かしつつ、地元や次世代のサーファーたちと一緒に新たな価値を創り出している姿は、とても印象的でした。これからも、サーフィンを楽しむ心を忘れず、海とのつながりを広げていく彼らの活動に注目していきたいと思います。
【プロフィール】
松野陽斗
1993年12月生まれ
神奈川県茅ヶ崎市出身
2016年プロ公認取得
大学卒業後プロサーファーとして競技生活を送り、コロナをきっかけにコンペから一線を退き花屋「松野緑店」を始める。
現在は店舗を持たない形で花屋を経営する傍ら、ツインフィンやミッドレングスなどに乗り、サーフィンの魅力を伝えている。
茅ヶ崎で開催されるキッズイベントYellowPeanutの主催も行っている。
久米大志
1997年1月生まれ
幼少期から海を通じて育ち、16歳でプロへ。
その後ツアーには参加せずにアメリカはカリフォルニアに移り住む。向こうでの3年間の経験と生活はサーフィンという概念を変えた。幼少期から今でも続けているサーフィンその理由はただ1つ「楽しい」というピュアな物。この気持ちを今のキッズ達にも忘れないでいて欲しい、そして楽しめる空間と時間を作り上げたいと思い始めたのがYellow Peanuts。同等の強い思いを持つ松野陽斗と一緒にゼロから作り上げている。