国道134号、鎌倉市坂の下付近で下水管破損による汚水が海へ流出しているとの報告があり、付近のサーフポイントの水質調査を緊急実施しました。調査の結果は以下の通りです。
採水担当者 佐久間 泰介 SFJ理事
調査担当者 加瀬 年生 衛生化学者
検査日5月2日、検体培養時間48時間
環境省水浴場水質基準 = 水質 AA
各検体の検査結果についてCODは各エリア共に2mg/L以下(ウバガヤ、ゲンコツのCODは0.5mg/L未満)。 塩化物イオンはイナムラでは15797mg/L、ウバガヤでは15853mg/L、ゲンコツでは16230mg/Lであった。清浄な海水の塩化物イオンは約16000mg/Lであり、この濃度を参考にして判定すると、各エリアでは汚水が流入している可能性は極めて低い。大腸菌及び腸球菌共に陰性であった。各検体の水質の検査結果は良好であった。わが国の環境省海水浴場水質基準に適合し、環境省海水浴場水質基準での判定は水質AAと判定した。
以上の判定から、稲村ガ崎〜七里ヶ浜付近はサーフィンには支障のない状態と言えます。
但し、潮流の変化や雨量の増加などの要因で数値が上がる可能があるので、海水の匂いや濁りが気になる場合は、入水を控えてください。今回の発表は安全性を保障するものではありません。SFJは今後も注視が必要と判断し引き続き付近の水質調査を継続します。
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