土佐清水ファイターズ サーフィン体験

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昨年まで2年続けてサーフィン授業を行なってきた幡陽小学校が、今年3月末で休校になり土佐清水小に統合された。

大岐の浜。足摺岬と雄大な自然に囲まれた土佐清水市の子供達でも、海や川で泳いだりしたことが無い子供達も少なくない。

アカウミガメが産卵に来る綺麗な大岐の浜で、サーフィンを体験し、地元の自然を感じ、その経験から豊かな自然環境を継承していってほしいと願っている。

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その中で幡陽小でサーフィン授業を経験した二人が、地元少年野球のチームで野球に励んでいる中、保護者から大岐の浜で子供達にサーフィン体験させてあげたいと声が聞かれ、前々からSFJと協力して地元の子供達へのサーフィン授業、そして環境学習の場を開きたいと考えていたので、すぐに大岐の浜サーフショップ『umihiko’s playgorund』の岩田さんにボードを、Ohki Longboard Clubのメンバーにサポートを依頼して、実現にこじつけた。

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7月7日七夕の日。大岐の浜はいつも通りの大岐ブルーで透明度も高く、サーフィンするにはギリギリのサイズだが、小学生の体験にはこれ以上ないコンディションで当日を迎えた。

土佐清水ファイターズのみんなは、幡陽小から来た2人を除いてサーフィン初体験。

保護者の皆さんには、サーフィンで初めて立った瞬間は一生忘れる事はありません。ぜひ写真に残しておいてくださいと伝える。

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普段から野球で鍛えた子供達は、バランス感覚もよく体力もあるのでどんどんテイクオフを重ね、ロングライドを連発、3年生の二人はタンデムもこなすようになった。子供の可能性は無限大だ!

スタッフの地元サーファーも目を丸くし、子供達のこれ以上ない笑顔にとても平和で心地よい空気がビーチに満ちている。

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休憩を挟みながら一時間半位サーフィン体験し、普段から野球の練習で日焼けしている子供達も益々日焼けして、白い砂浜、碧い海に、子供達の笑顔が反射していて、みんなが程よい充足感に満ちた。

そして、みんなでビーチクリーン。

ゴミ袋を配る前に、こんな綺麗な砂浜でもプラスティックや漁具や農具などが漂着しています。

『どんなものが漂着しているか意識しながら拾ってみましょう』と伝える。

ビーチクリーン後は小さなプラスティックの破片を子供達に示し、マイクロプラスティクの事を話し、この豊かな自然環境でもどんどん汚れている事を話した。

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大岐の浜でも、毎年水難事故が起きている事、離岸流があり大人でも背が届くところでも溺れる可能性があること。そして、山でも海でも川でも畏敬の念を持って自然に親しむ事を伝えた。

サーファーなら誰も記憶にある、『初めて波に乗れた瞬間』

あの笑顔は、大人も子供も誰もが、自然の前では平等で清々しい。

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海はみんなのものと言われるが、海も山も川も未来の子供達から借り物であるならば、自然と驕らず、笑顔で対峙することができれば、いつかの未来にはより良い自然環境が広がっているかもしれないって、子供達の満面の笑顔に想像したい。

自然を大切に!

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