東京アウトドアショー2024

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6月28日から6月30日に「自然に優しく、自然を楽しむ。アウトドアを通じて多様性のある生活をもっと楽しむ。」をコンセプトに、アウトドアを楽しむためのモノ・コト・ヒトを一箇所に集め、アウトドアとともに、暮らしがより豊かになる情報を知ることができ、体験できる、国内最大級の屋内アウトドアイベント、東京アウトドアショー2024が幕張メッセで開催されました。

お恥ずかしながら自然は海しか知らない私ですが、今回アウトドアショーに初めて訪れ、来場者の多さに驚いたのと同時に、山や川など海以外の自然の魅力を感じることができたイベントでした。

そんな素晴らしいイベントの中で、SDGs KIDS MOVEMENT 星更紗さん、一般社団法人プロギングジャパン 常田英一郎さん、司会には一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン滝沢さん、アースデイ東京事務局長、環境省森里川海プロジェクト事務局の河野さんとステージに登壇させて頂き、アウトドアフィールドから始まるネイチャーポジティブアクションについて対談をおこないました。

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皆さんはネイチャーポジティブという言葉を耳にしたことはありますか?

ネイチャーポジティブとは日本語訳で「自然再興」といい、自然を回復軌道に載せるため、生物多様性の損失を止め、反転させることを指します。国内では2023年3月に閣議決定した生物多様性国家戦略2023-2030において2030年までにネイチャーポジティブを達成する目標が掲げられています。

「みんなで我慢する」のではなく、「生き物を含めたみんなで豊かになる」ための目標がネイチャーポジティブになります。この言葉を聞いた時に、多様性を認める今の社会と同じような動きが自然を守るためにも必要になってきているのだと感じました。

今回、各フィールドでのネイチャーポジティブなアクションについて対談していく中で、それぞれの思い入れのあるフィールドの写真について話す機会がありました。SDGs KIDS MOVEMENTの星さんはJOC ジュニアオリンピックカップスノーボード競技ハーフパイプ種目の選手。そんな星さんが選んだ写真は、フィールドであるハーフパイプの脇道が競技のオフシーズンで雪が溶けて見えたゴミを星さんが1人でゴミ拾いをしている1コマについてお話しされていました。

私は先日、ネパールのRiyaさんが来日し初めて見た海でビーチクリーンを行った写真を投影してもらい、その時に感じたことを話させて頂きました。

その記事はこちら

偶然にも星さんと私が選んだ写真は、自分たちのフィールドでのゴミ拾いの1コマ。

そして常田さんの行っている活動、プロギングはジョギングしながらゴミを拾う新しいフィットネス。

今回、どのフィールドでもゴミが深刻な問題になっていることが浮き彫りになりましたが、同じゴミでもフィールドが異なると自然への影響や捨てられているゴミが異なっていたりと知らないことが多く改めて知ること、共有出来る環境がとても大切だと感じました。

たまにしか海へ行かないから。冬のシーズンしか山へ行かないから。ではなく、たまにしか訪れない場所とも自分の生活と繋がっていることを知ってもらい、1人1人の小さな積み重ねがポジティブな方向へ導いてくれる。そして理想はゴミ拾いをしないでいい世の中へ。それこそがネイチャーポジティブに繋がっていくのではと強く感じました。

SDGs KIDS Movement
http://sdgs-kids.com/#

一般社団法人プロギングジャパン
https://plogging.jp/

一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン
https://outdoorconservation.jp/

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