第二回 海を愛する政治家フォーラム
主催 一般社団法人 サーフライダーファウンデーションジャパン
協力
株式会社インタースタイル
株式会社サイバーエージェント
株式会社デジサーフ
動画配信 https://freshlive.tv/sfj/
FRESH! by Cyber Agent
撮影ボランティア 市川紀元
海を愛する政治家フォーラム座長 塩坂 源一郎
2018年2月14日(水) パシフィコ横浜インタースタイル会場にて、サーファー議員や首長、SFJ運営諮問委員を招いて「第二回海を愛する政治家フォーラム」が開催された。
今回のテーマは「今の海の姿は変えられる!」コンクリートに囲まれた日本の海岸を、美しい自然な姿に変えていくことは出来ないのだろうか?と題して、パネリストに政治とメディアについて多数の著書、TVや新聞でも大活躍中の西田亮介氏(東京工業大学准教授)、元国土交通大臣でサーフィン愛好家の馬淵澄夫氏、海岸生態系の研究者である清野聡子さん(九州大学准教授)、徳島大学の現役大学院生で日本のトッププロサーファーでもある武知実波さん、以上4名の海を愛する有識者、学識経験者を招いてディスカッションが行われた。
馬淵 澄夫(まぶちすみお)
1960年生まれ。奈良県出身。趣味:サーフィン(高校生時代に始めた)
横浜国立大学工学部土木科卒業。三井建設(現三井住友建設)、上場企業北米現地法人最高責任者を経て、2003年衆議院選挙初当選。以降小選挙区で当選5回。2009年国土交通副大臣。2010年国土交通大臣、内閣府特命大臣(沖縄及び北方対策担当)。2011年内閣総理大臣補佐官(東北地方太平洋沖地震による災害及び原子力発電所事故対応担当)。2012年衆議院災害対策特別委員会委員長。民主党特命担当副幹事長等を歴任。
西田 亮介(にしだりょうすけ)
1983年生まれ。東京工業大学准教授。博士(政策・メディア)。趣味:サーフィン
慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、立命館大大学院特別招聘准教授を経て、2015年9月から東京工業大学大学マネジメントセンター准教授。2016年4月より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治(ネット選挙)、社会起業家とソーシャル・エンタプライズ、政策としての「新しい公共」、地域産業振興、協働推進、日本のサーフカルチャーの変遷等を研究。著書に『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)「ネット選挙とデジタル・デモクラシー」(NHK出版)「メディアと自民党」(角川新書)。ほか多数。最新著書「なぜ政治はわかりにくいのか、社会と民主主義をとらえなおす」
清野 聡子(せいのさとこ)
九州大学大学院工学研究院環境社会部門准教授。農学修士(水産学)、博士(工学)。専門は生態工学、海岸・河川の環境保全学、水生生物学。もともとはイカやタコやカブトガニの生息環境の研究をしていたが、調査地が埋立にあい、人類の生態の研究にテーマを拡大。特に、海岸や河川の法律改正をきっかけに漁場の開発と保全の調整、希少生物生息地の再生、地域住民や市民の沿岸管理への参加など社会系のテーマにシフト。その後、地域の知恵と科学を融合させた海洋保護区の設計に着手。近年は、海岸の文化と生態系の関係を調査。
武知 実波(たけちみなみ)
1993年生まれ。徳島大学大学院総合科学教育部地域科学専攻地域創生分野 在学中
日本プロサーフィン連盟公認プロサーファー、2017年JPSAショートボード女子10位。2014〜2016年まで日本プロサーフィン連盟女子選手会長を務める。パタゴニア サーフィン・アンバサダー。中学教諭一種免許保有、高等学校教諭一種免許保有。徳島県阿南市をベースに徳島大学大学院に通いながら、トップサーファーになるため国内外のツアーに参戦している。2013年には、徳島大学で「徳島大学サーフィンクラブ」を設立し、2014年6月には国立大学で稀な大学公認の「徳島大学サーフィン部」に昇格させる。また、地元阿南市では初代「阿南ふるさと大使」として、阿南市のイメージアップ活動に努めている。講演活動や学校でのサーフィンスクールなど、教育現場を含む様々な場面でのサーフィンの普及に積極的に努めている。
第二部として、ファシリテーター近藤 大輔 神奈川県議会議員の話を中心に海を愛する政治家トークセッションが行われた。
神奈川県横須賀市のコンクリートに頼らない養浜を中心とした全国初となる海岸浸食対策計画の策定の実績を元に、H15年横須賀市秋谷海岸であったサーファーと漁師などによる住民運動により、沖に2本入るはずだったコンクリートバー工事が中止となり礫による養浜計画変更された実例を紹介。
行政とサーファーの関わり方について、豊富な事例と実績がある、柾木 太郎 茅ヶ崎市議会議員
サーフィン愛好家として有名な、中西 健治 参議院議員
山梨 崇仁 神奈川県葉山町長、ウィンドサーフィンで大学4年のときに日本一になる。その後2003年のオリンピック最終選考までアテネオリンピックを目指して活動していた。
徳島県海洋町町議会選挙に出馬経験のある、プロサーファー永原 レキ。最近は徳島県の地域振興に熱意を持って取り組んでいる。
鎌倉稲村ガ崎のサーファーで学識者としてSFJの活動に参加している、海洋研究開発機構の工学博士 許 正憲。あの潜水調査船「しんかい6500」のクルーでもある。
フォーラム開催から約4ヶ月後の6月3日(日)湘南江の島の片瀬東浜で「SUPクラブチャレンジ湘南大会2018」が開催されました。>>> https://www.sccshonan.com
4人1組で漕ぐドラゴンSUPレースに「海を愛する政治家フォーラムメンバー」が参戦しました。周囲からの一回戦負け(笑)という予想に反して初戦を突破、次のヒートでは他のチームに「海を愛する政治家!?になんて負けられい」と言われてしいましたが、次々勝ち上がり準決勝まで進出して、結果予想を覆す好成績を納めました。普段は個人の活動が多い政治家の皆様ですが、チームワークの良さを感じました。来年は表彰台を目指して頑張って下さい。
右から
土佐 洋子 葉山町議会議員
山口 政哉 藤沢市議会議員
佐賀 和樹 藤沢市議会議員
有賀 正義 藤沢市議会議員
政党、思想の枠を超えて「海を愛する心」で繋がる政治家達に期待しましょう!